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2007年02月25日
国立新美術館
新しく六本木にできたらしいので、行ってみました。建物はすごくきれい。
3つくらい展示をやっていて、「二十世紀美術探検」をのぞいたのですが、うーん、という感じ。退廃的な現代アートがほとんどで、日本人の作品を中心に500点くらい見せられて、うんざりしてしまいました。
また面白そうなのをやっていたら見に行ってみようと思います。
どうでもいいのですが、入り口の駐車スペースに、物性研時代の痕跡を発見。
華の六本木暮らしだったら、週末の研究室の呑みだって、もうちょっとバリエーション豊かになるはずなのになぁ、と思います。
投稿者 misudo : 23:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年02月22日
nano tech 2007
デバイス・材料系をはじめとして、5つのEXPOをまとめて集めたもの。
ビックサイトでやっていたので、松井君と見に行ってきました。
Agilentとか日本分光とかOxfordとか、いろんな装置メーカーが出品していて、「うおー」とかいいながらはしゃぐ。高校時代、ヨドバシカメラでパソコンやオーディオを眺めて、「いいなぁ」とか言ってたのと、ほとんど同じ感覚で。
とりあえず感じたのは、「ものを作る技術」というのは、それだけでものすごく強いなぁ、ということ。なんとなく科学万能の考えがまだ頭に染み付いてるのですが、自分たちが知らないだけで、実はすごく基本的なところでも、未開拓の領域なんていうのは山のようにあって。
あと、メディアがこの一角に集中していたのですが、韓国メーカーにはやっぱり勢いがあると思った。特にSamsungはやばい。限界が来るといわれて久しいフラッシュで、あと10年は突っ走るつもりのようで、執念のようなものを感じます。これに勝とうとするのは大変だろうなぁ、とか。
理研、産総研、NEDOあたりは、比較的自分たちの分野に近い発表をしていました。東大のブースで、講師の先生の同級生の人を見つけて、いろいろ教えてもらったり。
まだ応用にいたっていない、得体の知れない種だからこそ、わくわくする側面もあるのですが、自分の一生のあいだに、1つくらい「死の谷」を越えて、実用化にまでつながる研究を経験できれば、と思います。
投稿者 misudo : 23:41 | コメント (0) | トラックバック
point of know return
1週間、研究室を休んで砂漠を放浪してきました。
社会で働いてる人はやっぱりすごいなぁ、と思う。
自分も頑張ろうと思います。
投稿者 misudo : 10:29 | コメント (0) | トラックバック
2007年02月10日
寄席
上野の鈴本演芸場に行って来ました。
3時間で2400円とか。
いかにも昔ながらの大衆の娯楽という感じで、客入りが段々減ってきている、というのもなんとなくわかる気がするのですが、個人的には一発で気に入りました。こういう「語り」は、本当に名人芸の極みという感じで、長く続いていってほしいなぁ、と思います。
投稿者 misudo : 11:55 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月06日
顛末
「ドクターに行くんだよね?」
「あ、はい」
ということで、思わず答えてしまった。ので、博士に行くことになりました。
正直、もはや自分に才能があるなんてこれっぽっちも思ってなくて、あるのはへんてこな好奇心と、妙な思い込みだけですが。
大手町やスーツにあこがれた時期もなかったわけではなくて、いろいろ相談してみたりもしたのですが、誰に話を聞いても「まぁ君は研究者なんじゃない」という印象らしいので、そんなもんかとも思う。
小学生の頃から自分はずっと変な人間で、特に研究室に入ってからはその傾向がだいぶ加速していたのですが、とうとう普通の人に戻れないまま一生を過ごすことになりそうです。奥さんになる人は苦労するだろうなぁ、とか、そんなことを考えながら。
どうせやるのだから、行けるところまで行ってみようと思います。世界の消費電力を半減させたりするような、画期的な物質やデバイスを作れたらいいなぁ、とか。
なんだかんだいって、社会を意識していないと自分は興味がもてないようで、その辺のすれすれのラインをこれからも志向していく気がする。
最近は競争が激しいので、あまりよくないのは承知なのですが、2月中旬だけは、1週間だけ抜け出して、夢の残り火を燃やしてこようと思います。
投稿者 misudo : 02:58 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月03日
2月
3年生の1月~3月にかけて、徹底的にいろんな先生に話を聞いて回ったように、この1~3月は自分の人生にとって何らかの節目になる気がします。それが、果たして転機になるのかはわかりませんけど。
とにかく、これまでは天下りに「自分は研究者」と決めてけていた節があって。
人生を設計する上で、今までの自分には色んな視点が欠けていたのは明らかで、もう一度納得のいくまで社会を見つめなおしてみようと思う。
ただ、これまで話を聞いて回った印象としては、適切な環境さえ選べば、どんなにcrazyな人間であっても、案外そのまま突っ走り抜いたって、ちゃんと社会に貢献できる道はあるっぽい。
博士になったら最後、もしかすると東京駅で暮らすしかないくらいに考えていて、どうしようか随分おびえていたのですが、実はポスドクでも大学の同期がメーカーに就職するのと大して待遇は変わらない、とか。
・人間的に偏ってしまう(特に性別の偏りが激しい&異業種との交流が少ない)
・「常識」は身につかない
・自分がどんなに社会の役に立つ研究だと思っていても、そして実際に役に立ったとしても、なかなか人に理解されない
・30歳で1000万とか間違ってもありえないし、花形の文系職ほどお給料は良くない
という点は、どうも避けられないようなのですが、最後の点以外は、環境の問題というより、結局「心がけ次第」でもあるようで。
ともあれ、今月はいろんな場所を回って、いろんなひとに話を聞いてみようと思います。